神奈川県高等学校文化連盟は、高等学校における文化・芸術活動の向上・充実を図るとともに、相互交流・啓発を促進し、文化・芸術活動の一層の活性化を図ることを目的として活動しています。
神奈川県高等学校文化連盟のホームページをご覧いただきありがとうございます。今年度、第21代神奈川県高等学校文化連盟会長になりました、県立上矢部高等学校校長の簗瀬公成と申します。各加盟校の生徒・保護者の皆様、ご指導にあたられている顧問の先生方、26専門部会の役員の皆様、そして高校生の文化部活動をご支援いただいている関係の皆様方に心よりお礼申し上げます。
文化・芸術は、それぞれの歴史や伝統の中で多くの人々と関わりをもち、大切に育まれてきました。そこで醸成されるものは、私たちの心を豊かにしてくれます。各校の部活動等を通じ、継承されてきた文化活動は、その時々の高校生の感性が加えられ脈々と受け継がれてきました。神奈川県では文化・芸術の魅力で人を引き付け、地域の賑わいを作り出すマグネットカルチャー(マグカル)の取組を推進しています。高校生一人ひとりの文化・芸術活動が、それぞれの学校にとどまらず地域全体を賑やかにものにしてくれています。
新型コロナウィルス感染症の5類移行から1年以上たち、高文連の活動もほぼ正常に戻りました。全世界に感染が広がりだした令和2年の全国高等学校総合文化祭こうち総文はweb開催となりましたが、その総合開会式の中で忘れられないシーンがあります。実行委員の生徒5人が話をしている中で、「(文化・芸術活動は)不要不急じゃないと思うよ。不急かもしれないけど、絶対不要じゃない!」とキッパリ言い切ったのです。この若者のパワーさえあれば絶対に文化の継承が途切れることはないし、高文連の活動も心配することもないと思いました。
幸い、本県高文連には生徒委員会という他県にも誇ることのできる素敵な組織があります。生徒委員会の設立は平成7年。今年で30年目を迎えます。私はこの30年前の第1回生徒委員会に自校の生徒を引率して参加をしました。また、平成22年から7年間は副理事長・理事長として生徒委員会の指導をして参りました。この度会長として、再度生徒委員会にかかわることができますことを本当にうれしく思っております。生徒委員が自らの発案で総合的行事を作り上げ、そして様々な形で高校生の文化・芸術活動の啓蒙、継承に向けた努力を続けてきたことは、本当に貴重な神奈川県の財産だと思います。
今後とも神奈川県の高校生による文化・芸術活動の振興・発展のため皆さまのご協力をいただきながら、役員・事務局一同力を尽くしてまいります。何卒引き続きのご支援をよろしくお願い申し上げます。
神奈川県高等学校文化連盟 会長 簗瀬 公成
会長 簗瀬 公成 県立上矢部高等学校長
副会長 田沼 光明 横浜学園高等学校長
副会長 髙須 晴子 横浜市立桜丘高等学校長
監事 小島 由美 県立横浜平沼高等学校長
監事 百瀬 実 川崎市立幸高等学校長
昭和56年度 「かながわ高校芸術祭実行委員会」発足
平成元年度 「神奈川県高等学校文化連盟」発足
文芸、美術、音楽、書道、写真、放送・情報、囲碁、将棋、ボランティア、鉄道研究、かるたの11専門部が加盟
平成2年度 伝統芸能、理科、演劇、新聞、アマチュア無線が加盟し、16専門部会となる
平成4年度 茶道専門部会が加盟し、17専門部会となる
平成5年度 弁論専門部会が加盟し、18専門部会となる
平成8年度 社会科専門部会が加盟し、19専門部会となる
平成10年度 音楽が合唱、吹奏楽、器楽・管弦楽に、伝統芸能が伝統芸能、日本音楽に分かれ、22専門部会となる
「10周年記念大会」、「10周年記念式典」開催
平成12年度 伝統芸能が郷土芸能と吟詠剣詩舞に分かれ、23専門部会となる
平成14年度 「第26回全国高等学校総合文化祭・神奈川大会」開催
平成15年度 軽音楽専門部会が加盟し、24専門部会となる
平成16年度 マーチングバンド・バトントワリング専門部会が加盟し、25専門部会となる
平成20年度 「20周年記念大会」、「20周年記念式典」開催
平成25年度 図書専門部会が加盟し、26専門部会となる
平成30年度 「30周年記念大会」、「30周年記念式典」開催
文化(CULTURE)の頭文字「C」と県花である「ヤマユリ」とを組み合わせ、創造力と若々しい躍動感を表現している。(平成2年度より使用)
「全高総文祭かながわ2002」のマスコットキャラクターとして誕生し、平成15年度からは県高文連のマスコットキャラクターとして引き継がれた。
県鳥の「かもめ」と県花の「やまゆり」を取り入れて、「明るく、元気に」をテーマに配色も明るくデザインした。名前は、親しみを込め、日本風でみんなが呼びやすい名前として平仮名で「かもえもん」とした。
かながわ高文連の歌「地球からの贈り物」は、県高文連10周年を記念して平成10年度に制定された。高校生の手によるオリジナル曲を募集し、作詞は県立港南台高校の柴田美里さん、作曲は県立神奈川総合高校の石川亮太さんの作品が選ばれた。平成14年度に開催された第26回全国高等学校総合文化祭神奈川大会では、大会イメージソングとして採用された。